涸沼はもともと海だったのが、那珂川の堆積作用で封鎖され、湖となったものです。
だから、海抜も0m。海の干満と同じく1日2回水位が約40cm(大潮のときには最大90cm)上下し、満潮時には海水が涸沼川を逆流するのが見られます。
干満の差による湖流は長い年月の間に多くの土砂を運び、米洲岬(広浦)・親沢鼻・弁天鼻といった砂州が出来上がりました。
名前の由来
かつては蒜間湖(ひるまこ)・日沼・広浦・干湖・乾沼湖・広沼などさまざまな名前で呼ばれていました。現在の“涸沼”の名前は“広沼”のなまったものだとも、過去のある時期にはすっかり水が涸れることがあったから“涸沼”となった、とも言われていますが、定説はないようです。
名勝・広浦
米洲岬は広浦ともいい、ここから眺める夕映えの筑波山、湖面に映る中秋の名月は「広浦の秋の月」として徳川斉昭が水戸八景の一つに選びました。
かつては「常陸の天橋立」とも称され、湖に400mも細長く突き出し、老松が並び茂っていました。現在では干拓などにより昔日の景観とは異なりますが、涸沼自然公園の中核であり、多くの観光客が訪れています。
自然
涸沼は全国的にも生物層の豊かな湖で、現在、魚類55種・野鳥類150種が観察されています。これは海水と淡水が混ざり合い、しかも干満の差があるためで、他にも水生植物や昆虫類も豊富です。湖沼全域と湖岸一帯は鳥獣特別保護区となっています。
釣り
種類の豊富さでは湖沼で日本一。淡水魚・海水魚ともに生息し、現在約55種が確認されています。
特に、ニシンの生息の南限で産卵の場所であることで有名です。
ポイントなどの詳細は、「釣り舟(舟溜り)」のご案内をご覧ください。
- 初秋
- ハゼ
- 秋〜初冬
- ボラ・カレイ
- 冬
- ニシン・サヨリ
- 淡水魚
- フナ・コイ・ウグイ・ウナギ・ワカサギ
また、シジミの大産地でもあります。
いこいの村涸沼では釣り舟・釣竿などの貸し出しを行っています。ぜひご利用ください。
ヒヌマイトトンボ
1971年に涸沼のほとりで発見された小形のトンボで、日本の特産種です。
体長28mm程度で、オスは黒に黄緑色の斑紋、メスは若いうちはだいだい色をしていて、やがて緑褐色に変わります。6月上旬の晴れた日の早朝に羽化が始まり、成虫は9月まで見られます。生息地は湖岸のヨシ・ガマなどの密生湿原です。涸沼以外にも全国で15個所の生息地が発見されています。
いこいの村涸沼でもアイリスパークにヒヌマイトトンボの生息地が有ります。
マリンスポーツ
湖は海と違って波が静かで水深も浅く、マリンスポーツ初心者にはうってつけです。涸沼でもヨット・モーターボートなどが楽しめます。
